アトピーに断食は効果的?体質改善のためには継続が必要である理由

断食のアトピーへの効果 断食
断食のアトピーへの効果

「アトピーがひどいとかゆくて眠れない」「外見が見苦しいから人に会いたくない」「肌が服などにあたるのも痛い」アトピーを患う方は、このような経験をしたことがあると思います。苦しいアトピーを治すためなら何でもしたいと思う方も多いでしょう。

アトピーにおすすめの方法のひとつが断食です。この記事では、断食がアトピーにも効果があるといえる理由や注意点などを解説します。苦しいアトピーから解放されるための糸口を見つけてもらえたら幸いです。

断食の効果

断食と聞くと宗教的な理由で行うもの、と考える方もいますが、現代人の乱れた生活で影響を受けている体をリセットするためにも断食は効果的です。ダイエットなどで断食をする方もいるでしょう。断食で得られる魅力的な効果について解説します。

胃腸の回復

食事を取らないので、胃腸をゆっくり休ませることができます。現代の食生活では過食気味だと指摘する専門家もいて、私たちは必要以上に食べているのかもしれません。1日3食お腹が空いていないのに食べ、間食も取っていたら、たしかに胃腸には休む時間がなくなります。

断食を利用して胃腸を休ませ、いたわる時間を取るのはいかがでしょうか。普段必要以上に食べ、胃腸を酷使していたことに気づくかもしれません。断食で回復した胃腸は、また元気に消化吸収を行ってくれるでしょう。

デトックス

胃腸が回復することで、デトックス作用が強まります。胃腸は体内の老廃物や毒素を排出する上で重要な役割を担っている器官だからです。

次から次に食事を取っていると、胃腸が老廃物や毒素を処理しきれなくなります。処理しきれなくなった有害な物質が体内を巡り、結果として起こるのがアトピーです。断食で胃腸の排出能力を高めてデトックスを行いましょう。

食事を取らないことで、物理的に有害物質を摂取することを控えられます。食事の中に含まれている添加物や化学物質。普段から取らないように気をつけている方もいるとは思いますが、断食なら食事に含まれる有害物質が体に入ってきません。体への負担が減るので楽になるでしょう。

ダイエット

アトピー改善のための断食であれば、ダイエット効果は気にしないという方もいるかもしれません。しかし、断食はダイエットにも効果的です。食事を取らないことでカロリー摂取を抑えられ、体重が落ちていきます。

少食の状態に慣れれば、断食以降の食習慣も見直して理想の体重をキープできるでしょう。

免疫力の向上

断食をすることで免疫力が上がることが報告されています。免疫力は胃腸の働きが大きく影響しているので、胃腸が元気だと免疫力がアップしやすいです。

アレルギー自体が免疫力の異常な状態が原因という考えもあるので、体質改善をしつつ免疫力を上げるのは重要でしょう。

免疫力を上げるために必要な期間は3日間以上という声もありますが、1日のうち16時間食事を取らないことで免疫力がアップするという報告もあります。

参照元:「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」

脳の休息

断食は脳を休ませる効果もあります。消化吸収には大量のエネルギーを使い、食後は脳の活動が低下します(誰しも食後に眠くなる経験をしたことがあるでしょう)。

胃腸は食後だけではなく消化吸収が完了するまでずっと働いているので、食事を取るたびに使用するエネルギー量が増えるのが問題です。

断食をすることで胃腸が消費するエネルギーを減らし、あまったエネルギーを脳に回すことができます。脳の効率がよくなり、思考がクリアになるでしょう。脳の負担が減るので脳が疲れにくくなります。

断食の方法は?

半日断食や1日断食、3日断食など、断食にはさまざまな方法があるので、試しやすいものから始められます。断食期間を決めたあとに考える必要があるのは、酵素ドリンクや野菜ジュースなどの断食で飲む飲み物です。それぞれの断食法の特徴を解説します。

半日断食

1日の食事のうち1食を抜くだけでよいので、簡単に試せる断食です。朝昼晩のどの食事を抜くかは自分の生活スタイルに合わせて決められます。おすすめは体が排出モードになっている朝の時間に食事を取らないことです。

アトピー改善のために半日断食をする場合、できれば毎日継続するのがいいでしょう。隔日や週末だけなど、自分が行ないやすい日を決めても大丈夫です。1回断食をしただけでは意味がないので、継続することが大切です。

何も食べないのが不安という方は、ご飯なしの食事やみそ汁やスープだけを食べられます。少しずつ食べる量を減らして、最終的には食事抜きにすると体への負担が減ります。

1日断食

丸1日固形物を何も取らない断食です。試すなら週末など仕事や学校がない日がおすすめです。1食だけならそれほど辛くありませんが、2食、3食と減らしていくとエネルギー不足を感じます(1日断食も慣れると普通にできるようになります)。

1日断食は水だけでもできますが、慣れないうちや活動量が多いときは酵素ドリンクや野菜ジュースを飲むといいでしょう。栄養素をしっかり取れ、空腹にならずに済みます。

1日断食も定期的に行ったほうが体質改善の助けになります。毎週行うのは難しいと思うので、2週間に1回かできれば1か月に1回行うのがおすすめです。体をリセットして違いを実感しましょう。

3日断食

3日間固形物をまったく取らない断食で、状況が許せば3日間以上断食することもできます。ただし、正しい知識がないと危険があるので、断食道場を利用したり専門家に指導を受けたりしながら断食するのがおすすめです。

断食を3日間以上すると、体に大きな影響があります。胃腸をすっかり空にするメリットは、デトックス効果や免疫力の向上が大いに期待できることです。

そこまで食事を取らなくても生きていけることに気づくというメリットもあります。食習慣を見直すいいチャンスになるといえるでしょう。

3日断食は水や塩だけでも行えますが、酵素ドリンクなどを用いるほうが楽に行えます。仕事や学校に通いながら断食を行う場合は特にそうです。何もエネルギーを取らないと生産性が下がるので、酵素ドリンクなどで適度に栄養を補給しましょう。

3日断食も継続して行えますが、1か月に1回などの頻度で行う必要はありません。多くても3か月に1回行えば十分です。季節の変わり目などに予定を立てて定期的に行えます。

断食の飲み物の種類

断食を行う際の飲み物の選択肢は多くあります。下記がおすすめの飲み物一覧です。

  • 酵素ドリンク
  • 野菜・フルーツジュース(スムージー)
  • 青汁
  • みそ汁・スープ
  • 豆乳
  • ハーブティー

下記は断食中に避けたい飲み物です。

  • カフェイン
  • お酒
  • 栄養ドリンク・エナジードリンク

断食には好転反応がある

アトピーの方が断食を行う場合、好転反応について覚えておく必要があります。好転反応とは、体がよい状態になろうとするときに、症状が一時的に悪化することです。

体がそれまでに溜めこんだ毒素や有害物質を排出しようとすると、一時的に血液中などに毒素や有害物質が放出されます。それがアトピーやほかの症状として一気に出てきます。好転反応を知らないと、断食をしてアトピーが悪化したと勘違いしてしまうかもしれません。

ただし、断食のストレスなどが原因で、本当にアトピーが悪化しているケースもあります。本当に症状が悪化しているのか、好転反応なのかをしっかり見極める必要があります。

好転反応は普段の生活スタイルによって出る程度が違うのが一般的です。普段からジャンクフードなどをよく食べている方は好転反応が出やすいですし、薬などの化学物質を取っている方も症状がよく出ます。

しかし、1回の断食で体内のすべての有害物質が排出されるわけではありません。体の排出能力に応じてデトックスは進むため、何度も断食を繰り返さないと有害物質が排出しきれない場合が多いです。

断食の注意点

アトピーなどの体質改善に効果的ですが、好転反応が出て症状が悪化することがあるのが断食です。注意点をしっかり守らないと、効果が十分に得られなかったり、体調を崩したりすることもあります。断食の際に覚えておきたい注意点を解説します。

無理をしない

少しでも体質改善を速めたいからといって、無理して断食を行ってはいけません。食べ過ぎはもちろんよくありませんが、食べなさ過ぎも体によくないからです。特に慣れないうちは長期の断食をしようとせず、できる範囲で様子を見ながら断食を行うのがいいでしょう。

酵素ドリンクや野菜ジュースなどを使って体に負担がかからないようにするのも大切です。

ストレスをためない

普段食べている食事を取らないのは、よくも悪くも体にストレスになります。ストレスがあるとアトピーが悪化することもあるので、できるだけ断食でストレスをためないようにしましょう。

ストイックになり過ぎず、適度に断食を行うのがポイントです。断食期間中は予定を入れず、ゆっくり過ごすのもいいでしょう。自分の体や体に起きている変化に目を向けて、体と対話しながら断食を行えます。

水分はしっかり取る

断食中につい忘れてしまうことがありますが、食事を取らないからこそ水分はしっかり取りましょう。

私たちは食事をとおして多くの水分を取っています。食事から水分を補給できない分、意識的に水分を取る必要があります。

ノンカフェインのお茶などで水分を補給するのもいいですし、お水をしっかり飲むのもいい方法です。水分を取るとデトックスにもなるので、忘れずに水分を補給しましょう。

準備食と回復食を考える

半日断食であれば準備食や回復食について気にかける必要はありませんが、1日断食や3日断食は準備食や回復食をしっかり取る必要があります。できれば断食期間と同じ期間かけて準備食と回復食をそれぞれ取ります。

たとえば、3日断食であれば、準備食と回復食を食べる期間はそれぞれ3日間です。

準備食

準備食とは断食前の食事です。胃腸に負担のない和食メニューで断食にそなえましょう。断食前の最後の食事はできるだけ少量にするのもポイントです。スムーズに断食を始められます。

回復食

回復食は断食後の食事です。何も食べていない活動休止状態の胃腸を傷つけないように、胃腸に優しい食事を取ります。断食後の胃腸は私たちが思っている以上に敏感なので、慎重に食事内容を選ぶ必要があります。

一般的に回復食としてポピュラーなのがスッキリ大根や玄米粥、玄米重湯です。柔らかい食材のみそ汁などもおすすめです。食べ過ぎないように気をつけながら、少しずつ普段の食事に戻していきます。

普段の食生活も見直す

断食をきっかけとして普段の食事も見直してみるのはいかがでしょうか。もちろん、ひどいアトピーに苦しんでいる方は、すでに厳しい食事制限を課しているかもしれません。その場合は自分の体質に合う食事を続けていけばいいでしょう。

しかし、添加物の入った食事が好きな方や油っこくて体に負担のかかる料理をよく食べる方などは、食生活を見直すチャンスです。ヘルシーな食事を意識して体質改善を継続しましょう。

食事の内容に加えて、食事の量も見直せます。自分が生活する上で必要な食事量が分かれば、過度に食べて胃腸への負担を増やす必要がありません。腹六分目~八分目で済むような食事を心がけられます。

体質改善のためには継続が必要

断食はアトピーに効果的な習慣ですが、1回の断食で体質が劇的に変わるものではありません。アトピーがしっかりよくなるには、根気強く断食を続ける必要があります。

もちろん、無理な断食は体調を崩す原因になるので、おすすめしません。健康的な断食を無理のない範囲で続けるのが一番です。体質を改善して喜びを得るための断食ですので、断食自体が苦しみの原因にならないようにしましょう。

断食は続ければアトピーにも効果的

断食は食事を取らないだけでできる簡単な方法ですが、好転反応などの心配もあります。続けて行わないと大きな変化は期待できないので、体調を見ながら定期的に行うのがおすすめです。断食の種類によっておすすめの頻度は変わるので、無理のない範囲で行えます。

断食をとおして食事の内容や量を見直し、トータルで健康的な毎日を目指しましょう!

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