中級者向けビジネス英語⑥|交渉を有利に進めるビジネス英語フレーズ40選

交渉を有利に進めるビジネス英語フレーズ40選【中級者向け】 ビジネス英語

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この記事はシリーズ第6回です。
ビジネスですぐに使える英語フレーズを、中級者向けにわかりやすく解説しています。

ビジネスでは、相手の提案をそのまま受け入れるだけでなく、より良い条件を引き出すために交渉する場面があります。

「もう少し価格を下げていただけませんか?」
「納期については調整できます」
「その条件であれば、こちらも譲歩できます」
「お互いに納得できる方法を探しましょう」

価格交渉はもちろん、納期、契約条件、発注数量、サービス内容、プロジェクトのスケジュールなど、交渉が必要になる場面はさまざまです。

英語で交渉するときに重要なのは、強い言葉で相手を押し切ることではありません。

自分たちの希望を明確に伝えながら、相手の条件も確認し、必要に応じて譲歩しながら合意点を探すことが大切です。

この記事では、交渉を有利に進めるために役立つ中級者向けのビジネス英語フレーズを40個紹介します。

希望条件を伝える表現から、価格や条件について交渉する表現、相手の提案に対応する表現、譲歩や妥協、最終的な合意に使える表現まで、実際の仕事で応用しやすいフレーズを場面別に見ていきましょう。

自分たちの希望や条件を伝えるフレーズ

交渉を始めるときは、まず自分たちが何を希望しているのかを相手に伝える必要があります。

ただし、最初から「この条件以外は受け入れられません」と強く言ってしまうと、その後の交渉が難しくなることもあります。

希望を明確にしながらも、ある程度の余地を残しておくことがポイントです。

  1. Ideally, we’d like to keep the price below $10,000.
    理想としては、価格を1万ドル未満に抑えたいと考えています。

ideallyは「理想的には」という意味です。絶対条件ではなく、希望する条件を提示するときに使えます。

  1. We’d prefer to have the project completed by the end of the month.
    できれば月末までにプロジェクトを完了していただきたいです。

would prefer to…を使うことで、「〜してほしい」と直接要求するより柔らかく希望を伝えられます。

  1. Our preference would be to sign a one-year contract.
    私たちとしては、1年間の契約を希望しています。

契約期間など、自社の希望条件を少しフォーマルに伝えるときに使える表現です。

  1. What we’re looking for is a more flexible arrangement.
    私たちが求めているのは、より柔軟な条件です。

“What we’re looking for is…” は、自分たちが重視しているポイントを明確にするときに便利です。

  1. Our main priority is to keep the delivery schedule on track.
    私たちが最も重視しているのは、納品スケジュールを予定どおり維持することです。

main priorityを使えば、価格や納期など複数の条件の中で何を優先しているのかを伝えられます。

  1. We’d like to discuss the payment terms in more detail.
    支払条件について、もう少し詳しく話し合いたいと思います。

交渉したい項目を切り出すときに使いやすい基本表現です。

  1. There are a few points we’d like to clarify before moving forward.
    話を進める前に、いくつか確認しておきたい点があります。

契約や商談の条件を確認してから次の段階へ進みたいときに便利です。

  1. We’d like to see if there’s any room for adjustment.
    調整の余地があるか確認したいと思います。

room for adjustmentは「調整の余地」という意味です。価格や条件を直接否定せず、交渉の可能性を探れます。

価格について交渉するときのフレーズ

ビジネス交渉の代表的な場面が価格交渉です。

単純に “It’s too expensive.” と言うこともできますが、ビジネスでは「もう少し調整できますか?」と交渉の余地を探る表現を覚えておくと便利です。

  1. Is there any flexibility on the price?
    価格について調整の余地はありますか?

flexibilityは「柔軟性」という意味です。値下げを直接要求せず、価格交渉が可能か確認できます。

  1. Would there be any possibility of a discount?
    割引していただくことは可能でしょうか?

丁寧に値引きの可能性を尋ねる表現です。

  1. Could you offer us a better price?
    もう少し良い価格をご提示いただけますか?

シンプルで実務でも使いやすい価格交渉の表現です。

  1. Would you be able to lower the price slightly?
    価格を少し下げていただくことは可能でしょうか?

slightlyを加えることで、大幅な値下げではなく小さな調整を求めるニュアンスになります。

  1. The price is a little higher than we expected.
    価格が私たちの想定より少し高くなっています。

“That’s too expensive.” よりも柔らかく、値下げ交渉につなげやすい表現です。

  1. We’re working with a fairly tight budget.
    予算にあまり余裕がありません。

tight budgetは「限られた予算」という意味です。価格を下げてほしい理由を間接的に伝えられます。

  1. If we increased the order volume, could you offer us a discount?
    発注量を増やした場合、割引していただくことは可能でしょうか?

自分たちも条件を提示しながら値引きを求める交渉表現です。

  1. What would be your best price for this quantity?
    この数量の場合、最も良い価格はいくらになりますか?

相手側から可能な価格を提示してもらいたいときに使えます。

条件や納期を交渉するときのフレーズ

交渉するのは価格だけではありません。

納期、支払条件、契約期間、発注数量などを調整することで、価格を変更しなくても双方にとって良い条件になることがあります。

  1. Is there any flexibility on the delivery date?
    納期について調整の余地はありますか?

価格交渉と同じく “Is there any flexibility on…?” は幅広い条件交渉に使えます。

  1. Would it be possible to bring the delivery date forward?
    納期を早めていただくことは可能でしょうか?

bring something forwardは「予定を前倒しする」という意味です。

  1. Could we extend the payment period to 60 days?
    支払期限を60日まで延長することは可能でしょうか?

支払条件を交渉するときに使える具体的な表現です。

  1. Would you consider extending the contract period?
    契約期間の延長をご検討いただけますか?

“Would you consider…?” は相手に条件変更を丁寧に検討してもらう表現です。

  1. Could we make the terms a little more flexible?
    条件をもう少し柔軟にすることはできますか?

具体的な条件を提示する前に、調整可能か探るときにも使えます。

  1. Would it be possible to revise this part of the agreement?
    契約のこの部分を修正することは可能でしょうか?

契約書の特定の条件について交渉したい場合に便利です。

  1. We may need a little more time to meet that deadline.
    その期限に対応するには、もう少し時間が必要かもしれません。

いきなり「無理です」と断るのではなく、条件の再調整につなげられます。

  1. We could meet that deadline if we received the materials by Friday.
    金曜日までに資料をいただければ、その期限に対応できます。

条件付きで相手の要求を受け入れる表現です。交渉では非常に使いやすい型です。

相手の提案に対応するときのフレーズ

交渉では、相手からもさまざまな条件が提示されます。

すぐにYesやNoで答えるのではなく、提案を評価したり、難しい部分を明確にしたりしながら話を進めることが重要です。

  1. That sounds reasonable.
    それは妥当だと思います。

reasonableは「合理的な」「妥当な」という意味です。相手の条件を前向きに評価するときに使えます。

  1. I think we could work with that.
    その条件であれば対応できると思います。

相手の提案を受け入れられそうな場合に使える自然な表現です。

  1. That’s something we could consider.
    それは検討できると思います。

その場ですぐに合意せず、選択肢として検討する姿勢を示せます。

  1. I’m afraid that would be difficult for us.
    申し訳ありませんが、その条件は私たちには難しいです。

“That’s impossible.” と言うより柔らかく、ビジネスで使いやすい断り方です。

  1. I’m not sure we could agree to those terms.
    その条件に同意できるかどうかは難しいところです。

完全に拒否せず、再交渉の余地を残す表現です。

  1. That might be difficult unless we adjust the price.
    価格を調整しない限り、その条件は難しいかもしれません。

unlessを使って「〜でない限り」という条件を提示できます。

  1. We’d need something in return for that.
    その条件を受け入れるには、こちらにも何らかの見返りが必要です。

相手から譲歩を求められたときに、交換条件を求める表現です。

  1. Could you be a little more flexible on that point?
    その点について、もう少し柔軟に対応していただけませんか?

相手の提示条件を全面的に拒否せず、再検討を促せます。

譲歩・交換条件を提示するときのフレーズ

交渉を有利に進めるためには、自分だけが要求するのではなく、必要に応じて譲歩することも重要です。

ポイントは、ただ譲るのではなく「こちらが譲るなら、相手にも何か譲ってもらう」という交換条件を意識することです。

  1. If you can lower the price, we can increase the order quantity.
    価格を下げていただければ、発注数量を増やすことができます。

“If you can…, we can…” は交渉で非常に使いやすい基本の型です。

  1. We could agree to that if you could extend the payment period.
    支払期限を延長していただけるのであれば、その条件に同意できます。

こちらが条件を受け入れる代わりに、相手にも譲歩を求める表現です。

  1. We’re prepared to be flexible on the delivery date.
    納期については柔軟に対応する用意があります。

be prepared to…で「〜する用意がある」という意味です。自分たちが譲歩できるポイントを示せます。

  1. We may be able to compromise on that point.
    その点については妥協できるかもしれません。

compromiseは「妥協する」「歩み寄る」という意味です。

  1. If we agree to this, would you be willing to reconsider the price?
    こちらがこの条件に同意した場合、価格を再検討していただけますか?

自分の譲歩を先に示しながら、相手にも条件変更を求められます。

合意に近づけるためのフレーズ

交渉の目的は相手に勝つことではなく、双方が受け入れられる条件を見つけることです。

話し合いがある程度進んだら、合意できるポイントを確認しながら交渉をまとめていきましょう。

  1. Let’s see if we can find some middle ground.
    お互いに納得できる妥協点を探してみましょう。

middle groundは「中間点」「妥協点」という意味です。双方の条件に差があるときに便利な表現です。

  1. I think we’re getting closer to an agreement.
    合意にかなり近づいていると思います。

交渉が前進していることを確認し、最後の調整へ進むときに使えます。

  1. If we can agree on this point, I think we have a deal.
    この点について合意できれば、交渉成立だと思います。

have a dealは「取引・交渉が成立する」という意味です。最後に残った条件を確認するときに使える表現です。

英語で交渉するときは最初から限界条件を出さない

交渉では、自分が本当に受け入れられる最低条件や最高条件を最初から提示する必要はありません。

たとえば、納期について「10月15日までなら対応できる」という状況でも、最初から

October 15 is the earliest possible date.
10月15日が可能な最短日です。

と伝えてしまうと、そこから調整できる余地がなくなります。

まずは、

Ideally, we’d prefer delivery toward the end of October.
理想としては、10月末ごろの納品を希望しています。

のように希望条件を伝え、相手の反応を確認する方法があります。

相手から「もう少し早くできませんか?」と言われたら、

We may be able to bring it forward by a week.
1週間ほど前倒しできるかもしれません。

と譲歩できます。

英語力だけでなく、「どの条件なら譲れるのか」を事前に整理しておくことも交渉では重要です。

「できません」で終わらず代替案を出そう

相手から受け入れられない条件を提示されたとき、

We can’t do that.
それはできません。

だけで終わると、交渉もそこで止まりやすくなります。

そんなときは、難しいことを伝えたうえで代替案を提示してみましょう。

たとえば、

I’m afraid we can’t deliver by Friday, but we could have everything ready by next Tuesday.
申し訳ありませんが、金曜日までの納品は難しいです。ただ、来週火曜日までであればすべて準備できます。

という形です。

「できないこと」と「できること」をセットで伝えることで、相手も次の判断をしやすくなります。

ほかにも、

We can’t reduce the price, but we may be able to offer free delivery.
価格を下げることはできませんが、送料を無料にすることはできるかもしれません。

のように、価格以外の条件を提案する方法もあります。

交渉では、一つの条件だけを見るのではなく、価格、数量、納期、支払条件、サービスなどを組み合わせて考えることがポイントです。

条件文を使えると英語交渉が一気に楽になる

英語で交渉するときに特に役立つのがifを使った条件文です。

基本の型はシンプルです。

If you can A, we can B.

「Aしていただければ、こちらはBできます」という形です。

たとえば、

If you can reduce the price by 5%, we can place a larger order.
5%値下げしていただければ、発注量を増やすことができます。

If you can deliver by Friday, we can confirm the order today.
金曜日までに納品していただければ、本日中に発注を確定できます。

If you can extend the payment period, we can accept the proposed price.
支払期限を延長していただければ、ご提示の価格を受け入れられます。

この型を覚えておくだけでも、さまざまな交渉に応用できます。

重要なのは、一方的に「〜してください」と要求するのではなく、自分たちが提供できるものも同時に示すことです。

交渉では「譲歩」を無料で渡さない

相手から、

「もっと安くできますか?」

「納期を早められますか?」

と聞かれたとき、対応可能だからといってすぐにYesと答える必要はありません。

たとえば値下げできる場合でも、

We could offer a 5% discount if you increase the order quantity.
発注数量を増やしていただければ、5%の割引をご提供できます。

のように交換条件を提示できます。

納期についても、

We may be able to deliver earlier if you can confirm the order today.
本日中にご注文を確定していただければ、納期を早められる可能性があります。

と交渉できます。

こちらが何かを譲る場合には、相手にも何かを譲ってもらえないか考えてみましょう。

これは相手と対立するためではなく、双方にメリットのある条件を作るための考え方です。

相手を追い詰めない表現も覚えておこう

交渉を有利にしたいからといって、相手を追い詰めるような言い方をすると、その後の関係に悪影響が出ることがあります。

特に長期的な取引先とは、「今回の交渉に勝つこと」より関係を維持することのほうが重要な場合もあります。

そこで役立つのが、

Is there any flexibility on…?
〜について調整の余地はありますか?

Would you consider…?
〜をご検討いただけますか?

Would it be possible to…?
〜することは可能でしょうか?

Could we…?
〜することはできますか?

といった表現です。

どれも相手に選択の余地を残しながら、自分の希望を伝えられます。

一方で、絶対に譲れない条件については曖昧にしすぎないことも大切です。

たとえば、

Unfortunately, that’s not something we can compromise on.
申し訳ありませんが、その点については譲歩できません。

のように、必要な場面では限界を明確に伝えましょう。

柔らかく話すことと、自分たちの条件を曖昧にすることは別です。

中級者が覚えたい交渉フレーズの「型」

40フレーズをすべて丸暗記するより、応用できる型を覚えるほうが実際の仕事では役立ちます。

特におすすめなのが次の表現です。

Is there any flexibility on…?
〜について調整の余地はありますか?

Would it be possible to…?
〜することは可能でしょうか?

If you can…, we can…
〜していただければ、こちらは……できます。

We could… if you could…
〜していただけるのであれば、こちらは……できます。

I’m afraid that would be difficult for us.
申し訳ありませんが、それは私たちには難しいです。

Let’s see if we can find some middle ground.
お互いに納得できる妥協点を探してみましょう。

たとえば “Is there any flexibility on…?” なら、

Is there any flexibility on the price?
価格について調整の余地はありますか?

Is there any flexibility on the delivery date?
納期について調整の余地はありますか?

Is there any flexibility on the payment terms?
支払条件について調整の余地はありますか?

と、最後の名詞を入れ替えるだけでさまざまな交渉に使えます。

自分の仕事で実際に交渉することが多い「価格」「納期」「数量」「支払条件」などの単語とセットで覚えておくと、必要な場面ですぐに使いやすくなります。

まとめ

今回は、交渉を有利に進めるために使える中級者向けのビジネス英語フレーズを40個紹介しました。

英語での交渉では、相手に強く要求することが必ずしも有利につながるわけではありません。

まず自分たちの希望を伝え、相手の条件を確認し、必要に応じて交換条件や代替案を提示しながら、双方が納得できる合意点を探すことが重要です。

特に実務で覚えておきたいのは、

Is there any flexibility on…?
〜について調整の余地はありますか?

Could you offer us a better price?
もう少し良い価格をご提示いただけますか?

If you can…, we can…
〜していただければ、こちらは……できます。

We may be able to compromise on that point.
その点については妥協できるかもしれません。

Let’s see if we can find some middle ground.
お互いに納得できる妥協点を探してみましょう。

といった応用しやすい表現です。

「要求する」「断る」だけでなく、「条件を付ける」「代替案を出す」「交換条件を提示する」という表現まで使えるようになると、英語での交渉の幅が大きく広がります。

まずは自分の仕事で使いそうなフレーズを3〜5個選び、実際の価格、納期、数量などを当てはめて練習してみましょう。

ビジネス英語は、フレーズを覚えるだけでなく、実際に声に出して使うことで少しずつ身についていきます。特に会議やプレゼンテーションなど、実際の仕事を想定した会話練習を繰り返すことが大切です。

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