中級者向けビジネス英語⑤|相手を説得するときに使えるビジネス英語フレーズ40選

相手を説得するときに使えるビジネス英語フレーズ40選 ビジネス英語

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この記事はシリーズ第5回です。
ビジネスですぐに使える英語フレーズを、中級者向けにわかりやすく解説しています。

ビジネスでは、自分の意見を伝えるだけでなく、相手に納得してもらう必要がある場面も少なくありません。

「この方法が最も効果的だと思います」
「長期的にはコスト削減につながります」
「この案をもう一度検討していただけませんか?」

会議で自分の案を通したいとき、取引先と条件を交渉するとき、上司に新しい取り組みを提案するときなど、「説得する力」が求められる場面はさまざまです。

ただし、英語で相手を説得するときに、強い表現ばかり使うのは逆効果になることもあります。

ビジネスでは、自分の主張を明確に伝えながら、理由やメリットを示し、相手の立場にも配慮することが大切です。

この記事では、相手を説得するときに役立つ中級者向けのビジネス英語フレーズを40個紹介します。

自分の考えを主張する表現から、理由やメリットを説明する表現、相手の懸念に対応する表現、最後のひと押しに使える表現まで、実際の仕事で使いやすいフレーズを場面別に見ていきましょう。

自分の考えを説得力のある形で伝えるフレーズ

相手を説得する第一歩は、自分が何を考えているのかを明確にすることです。

ただし、「絶対にこうすべきです」と強く言い切る必要はありません。

まずは自分の考えを示し、その後に理由や根拠を続けると説得力が増します。

  1. I strongly believe this is the best approach.
    これが最善の方法だと強く考えています。

strongly believeを使うことで、自分の考えに自信があることを示せます。ただし、かなり明確な主張なので、理由とセットで使うのがおすすめです。

  1. I’m confident that this approach will work.
    この方法はうまくいくと確信しています。

be confident that…は「〜だと確信している」という意味です。自分の提案に自信があることを前向きに伝えられます。

  1. I believe this would be the most effective solution.
    これが最も効果的な解決策だと思います。

“I believe…” を使うことで、断定しすぎずに自分の意見をはっきり伝えられます。

  1. From my perspective, this is our best option.
    私の考えでは、これが最善の選択肢です。

from my perspectiveは「私の観点では」という意味です。自分の立場から意見を述べるときに使えます。

  1. In my view, the benefits outweigh the risks.
    私の考えでは、メリットがリスクを上回ります。

outweighは「〜より重要である」「〜を上回る」という意味です。メリットとデメリットを比較しながら説得するときに便利です。

  1. I think we have a strong case for moving forward.
    計画を進める十分な根拠があると思います。

have a strong case for…は「〜を支持する有力な根拠がある」というニュアンスです。

  1. There are good reasons to consider this option.
    この選択肢を検討する十分な理由があります。

いきなり結論を押しつけず、「検討する価値がある」と相手を説得したいときに使いやすい表現です。

  1. I see this as a valuable opportunity for us.
    これは私たちにとって価値のある機会だと考えています。

新しいプロジェクトや取引、投資などを前向きに検討してもらいたいときに使えます。

  1. I think this option deserves serious consideration.
    この選択肢は真剣に検討する価値があると思います。

deserve considerationで「検討に値する」という意味になります。

  1. I would encourage you to consider this option.
    この選択肢を検討していただくことをおすすめします。

encourageは「促す」「勧める」という意味です。命令するのではなく、相手に行動を促したいときに使えます。

理由や根拠を示して説得するときのフレーズ

「私はこう思います」だけでは、相手を説得するのは難しいものです。

ビジネスでは「なぜそう考えるのか」を説明することが重要です。

ここでは、主張に理由や根拠を加えるときに使える表現を紹介します。

  1. The main reason is that it would save us time.
    主な理由は、時間を節約できることです。

“The main reason is that…” は、自分の主張を支える一番重要な理由を示す基本表現です。

  1. One of the key reasons is cost efficiency.
    重要な理由の一つは、コスト効率です。

複数の理由がある中で、重要なポイントを一つ取り上げるときに使えます。

  1. This is mainly because demand has been increasing.
    これは主に、需要が増加しているためです。

“This is because…” よりmainlyを加えることで、「主な理由」を示せます。

  1. The data suggests that this strategy is working.
    データを見る限り、この戦略はうまくいっていると考えられます。

suggestは「示唆する」という意味でも使われます。データから読み取れる傾向を、断定しすぎずに伝えられます。

  1. The results clearly show that we are moving in the right direction.
    結果は、私たちが正しい方向に進んでいることを明確に示しています。

数字や実績を根拠に、自分の主張を補強するときに便利です。

  1. Based on our previous experience, this approach is likely to work.
    これまでの経験から考えると、この方法はうまくいく可能性が高いです。

based on…は「〜に基づいて」という意味です。経験やデータなど、判断の根拠を示せます。

  1. We have seen similar results in the past.
    過去にも同様の結果が出ています。

過去の実績を根拠として示すシンプルな表現です。

  1. There is evidence to support this approach.
    この方法を支持する根拠があります。

evidenceは「証拠」「根拠」という意味です。客観的な情報をもとに説得するときに使えます。

  1. If we look at the numbers, this option makes sense.
    数字を見れば、この選択肢が合理的だとわかります。

make senseには「意味が通る」だけでなく、「合理的である」「理にかなっている」という意味もあります。

  1. This approach has already proved effective in similar situations.
    この方法は、同様の状況ですでに効果があることが実証されています。

過去の成功例を使って相手を説得するときに役立つ表現です。

メリットを示して説得するときのフレーズ

相手を説得するときは、自分にとってのメリットではなく、「相手や会社にとって何が良いのか」を示すことが重要です。

費用、時間、効率、売上など、相手が重視しているポイントと結びつけて説明してみましょう。

  1. The biggest advantage is that it would reduce costs.
    最大のメリットは、コストを削減できることです。

“The biggest advantage is that…” は、最も大きなメリットを強調したいときに使えます。

  1. This would allow us to work more efficiently.
    これによって、より効率的に仕事を進められます。

allow A to doで「Aが〜できるようにする」という意味です。提案によって何が可能になるかを説明できます。

  1. This could help us improve customer satisfaction.
    これは顧客満足度の向上につながる可能性があります。

“could help us…” を使えば、効果を断定しすぎずにメリットを提示できます。

  1. In the long run, this would save us both time and money.
    長期的には、時間と費用の両方を節約できます。

in the long runは「長期的には」という意味です。短期的な負担がある提案を説得するときにも便利です。

  1. This would give us a significant advantage over our competitors.
    これによって競合他社に対して大きな優位性を得られます。

competitive advantageにつながる提案を説明するときに使える表現です。

  1. Another benefit is that we could respond more quickly to customers.
    もう一つのメリットは、顧客により迅速に対応できることです。

複数のメリットを順番に説明するときに使いやすい表現です。

  1. This would put us in a stronger position.
    これによって、私たちはより有利な立場に立てます。

交渉や市場競争などで、将来的なメリットを説明するときに便利です。

  1. This could lead to better results in the long term.
    これは長期的に、より良い結果につながる可能性があります。

lead to…で「〜につながる」という意味になります。

  1. The potential benefits are considerable.
    期待できるメリットはかなり大きいです。

considerableは「かなりの」「相当な」という意味です。メリットの大きさを強調できます。

  1. I believe the long-term benefits justify the initial cost.
    長期的なメリットを考えれば、初期費用をかける価値があると思います。

justifyには「正当化する」という意味があります。初期投資が必要な提案を説得するときに特に使いやすい表現です。

相手の懸念に対応しながら説得するフレーズ

説得するときに大切なのは、自分のメリットだけを並べることではありません。

相手が何を心配しているのかを理解し、それに答えることで説得力が高まります。

  1. I understand your concern, but I think the risk is manageable.
    ご懸念は理解していますが、リスクは十分に管理できると思います。

まず相手の懸念を認めてから自分の考えを伝えるため、単純に否定するより柔らかい表現です。

  1. I see your point, but there is another factor we should consider.
    おっしゃることはわかりますが、もう一つ考慮すべき要素があります。

“I see your point.” は「おっしゃることはわかります」という便利な表現です。相手の意見を尊重しつつ反論できます。

  1. That’s a valid concern, and we’ve taken it into account.
    それはもっともな懸念であり、私たちも考慮しています。

valid concernは「もっともな懸念」という意味です。相手の心配を軽視していないことを示せます。

  1. I understand the cost is a concern, but we should also consider the long-term savings.
    費用が懸念点であることは理解していますが、長期的なコスト削減も考慮すべきです。

相手がコストを理由に反対している場合に、長期的な視点を提示する表現です。

  1. While there are some risks, the potential benefits are significant.
    いくつかリスクはありますが、期待できるメリットも大きいです。

whileを使うことで、デメリットを認めながらメリットを強調できます。

  1. I agree that it won’t be easy, but I believe it’s achievable.
    簡単ではないという点には同意しますが、実現可能だと思います。

相手の反対意見を全面否定せず、一部に同意してから自分の主張を伝えられます。

最後のひと押しに使える説得フレーズ

理由やメリットを説明したら、最後は相手に検討や行動を促します。

ここでも「絶対にやるべきです」と押しつけるより、相手に判断の余地を残す表現を使うとビジネスでは自然です。

  1. I hope you’ll give this proposal serious consideration.
    この提案をぜひ真剣にご検討いただければと思います。

give something serious considerationで「〜を真剣に検討する」という意味です。プレゼンや提案の締めにも使えます。

  1. I’d ask you to consider the long-term benefits before making a decision.
    決定を下す前に、長期的なメリットをご検討いただきたいと思います。

相手がすぐに結論を出そうとしているときにも使える表現です。

  1. I think it’s worth giving this approach a try.
    この方法を試してみる価値はあると思います。

be worth doingは「〜する価値がある」という意味です。大きな決断を迫らず、まず試してもらいたいときに便利です。

  1. Why don’t we try it on a small scale first and see how it goes?
    まず小規模で試して、様子を見てみませんか?

相手がリスクを心配している場合に特に有効な表現です。いきなり全面導入するのではなく、小さく試すことで相手の心理的なハードルを下げられます。

英語で説得するときは「主張+理由+メリット」を意識しよう

相手を説得するとき、英語表現そのものと同じくらい重要なのが話の組み立て方です。

たとえば、次のように伝えたとします。

I think we should introduce the new system.
新しいシステムを導入すべきだと思います。

これだけでも意見は伝わりますが、「なぜ?」という疑問が残ります。

そこで、理由を加えてみましょう。

I think we should introduce the new system because it would reduce manual work.
手作業を減らせるため、新しいシステムを導入すべきだと思います。

さらにメリットを加えると、より説得力が出ます。

I think we should introduce the new system because it would reduce manual work. In the long run, it would save us both time and money.
手作業を減らせるため、新しいシステムを導入すべきだと思います。長期的には、時間と費用の両方を節約できます。

「私はこう思う」で終わらず、

主張 → 理由 → 相手にとってのメリット

という順番を意識すると、シンプルな英語でも説得力を高めることができます。

相手の反対意見をすぐに否定しない

説得しようとすると、つい相手の反対意見を否定したくなることがあります。

たとえば、

No, I don’t think that’s a problem.
いいえ、それは問題ではないと思います。

と言えば意味は伝わりますが、相手は「自分の懸念を聞いてもらえていない」と感じるかもしれません。

そんなときは、

I understand your concern, but…
ご懸念は理解していますが……

I see your point, but…
おっしゃることはわかりますが……

That’s a valid concern, and…
それはもっともな懸念です。そして……

などを最初に入れてみましょう。

相手の意見を一度受け止めてから自分の考えを伝えるだけで、印象は大きく変わります。

これは「相手に同意する」ということではありません。

相手がなぜ反対しているのかを理解していることを示したうえで、自分の主張を伝えるためのテクニックです。

「説得する=強く言う」ではない

英語で説得すると聞くと、強い表現を使わなければならないと思うかもしれません。

しかし、ビジネスでは強く言えば説得力が増すとは限りません。

たとえば、

This is definitely the best option.
これは間違いなく最善の選択肢です。

と断定することもできます。

一方で、

I believe this would be the most effective solution.
これが最も効果的な解決策だと思います。

と伝えたうえで、データやメリットを示す方法もあります。

後者のほうが相手に判断する余地を残しながら、自分の主張を伝えられます。

特に取引先、顧客、上司などを説得するときは、strongly、definitely、mustなどの強い言葉を増やすことよりも、理由や根拠をわかりやすく説明することを意識しましょう。

中級者は「相手のメリット」まで英語で説明しよう

初級レベルでは、自分の意見を英語で伝えられるだけでも大きな一歩です。

中級レベルでは、そこからさらに一歩進んで、

「なぜそう思うのか」

「相手にどんなメリットがあるのか」

「相手が心配している問題をどう解決できるのか」

まで説明できるようになると、実際の仕事で使える英語に近づきます。

たとえば、取引先に納期変更をお願いする場合も、

We’d like to change the delivery date.
納品日を変更したいと思います。

だけで終わるのではなく、

This would allow us to complete the final quality check and ensure that everything meets your requirements.
そうすることで最終的な品質確認を完了し、すべてがお客様の要件を満たしていることを確認できます。

と相手側のメリットまで説明すれば、お願いを受け入れてもらいやすくなります。

説得するときこそ、「自分が何をしたいか」だけではなく、「それが相手にとってなぜ良いのか」を英語で説明することが重要です。

覚えやすい説得フレーズの「型」

今回紹介した40フレーズを一度にすべて覚える必要はありません。

まずは、いろいろな場面に応用できる型をいくつか覚えておくのがおすすめです。

The main reason is that…
主な理由は〜です。

The biggest advantage is that…
最大のメリットは〜です。

This would allow us to…
これによって私たちは〜できるようになります。

In the long run, this would…
長期的には、これは〜につながります。

I understand your concern, but…
ご懸念は理解していますが……

I think it’s worth…
〜する価値があると思います。

たとえば “The biggest advantage is that…” を覚えておけば、

The biggest advantage is that it would save time.
最大のメリットは、時間を節約できることです。

The biggest advantage is that it would reduce costs.
最大のメリットは、コストを削減できることです。

The biggest advantage is that it would improve efficiency.
最大のメリットは、効率を改善できることです。

のように、中身を入れ替えるだけでさまざまな仕事に応用できます。

フレーズを一文ずつ暗記するよりも、「型+自分の仕事で使う単語」の組み合わせで覚えると実践しやすくなります。

まとめ

今回は、相手を説得するときに使える中級者向けのビジネス英語フレーズを40個紹介しました。

ビジネスで相手を説得するときに大切なのは、強い言葉を使うことではありません。

自分の主張を明確にしたうえで、理由や根拠、相手にとってのメリットを示すことが重要です。

また、相手から反対意見が出た場合は、すぐに否定するのではなく、

I understand your concern, but…
ご懸念は理解していますが……

I see your point, but…
おっしゃることはわかりますが……

などを使って、一度相手の意見を受け止めてから自分の考えを伝えてみましょう。

まず覚えるなら、

I’m confident that…

The main reason is that…

The biggest advantage is that…

In the long run…

I understand your concern, but…

I think it’s worth…

といった応用しやすい表現がおすすめです。

「主張する → 理由を示す → メリットを説明する → 懸念に答える」という流れを意識できるようになると、英語でも単に意見を言うだけではなく、相手を納得させるためのコミュニケーションができるようになります。

ビジネス英語は、フレーズを覚えるだけでなく、実際に声に出して使うことで少しずつ身についていきます。特に会議やプレゼンテーションなど、実際の仕事を想定した会話練習を繰り返すことが大切です。

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