この記事はシリーズ第17回です。
ビジネスですぐに使える英語フレーズを、初心者向けにわかりやすく解説しています。
- ビジネス英語フレーズ40選シリーズ|初心者向け完全ガイド【第1回~第25回】
- 第10回:スケジュール調整・アポイントで使えるビジネス英語フレーズ40選
- 第11回:来客対応・受付で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 第12回:営業・商談で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 第13回:交渉で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 第14回:トラブル対応・クレーム対応で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 第15回:海外出張で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 第16回:英文メールでよく使う締めのフレーズ40選
- 第17回:丁寧に伝えるビジネス英語フレーズ40選(この記事)
ビジネスの場では、英語の文法が正しいだけでは十分ではありません。
特に海外の取引先や外国人の同僚と仕事をするときは、「何を言うか」だけでなく、「どのように伝えるか」がとても重要です。
たとえば、相手に何かを依頼するときに、
「Send me the document.」
と言えば意味は通じます。しかし、場合によっては少し直接的に聞こえてしまいます。
そこで、
「Could you please send me the document?」
と表現すれば、より丁寧でビジネスに適した言い方になります。
このように、英語では同じ内容でも表現を少し変えるだけで、相手に与える印象を大きく変えられます。
今回は、メール、会議、依頼、確認、提案、断りなど、仕事で幅広く使える「丁寧に伝えるためのビジネス英語フレーズ40選」を紹介します。
英語初心者の方でも覚えやすいように、実際のビジネスシーンで使いやすい表現を中心にまとめました。
1. 丁寧に依頼するときのフレーズ
仕事では、相手に資料を送ってもらったり、確認してもらったりする場面が頻繁にあります。
命令形をそのまま使うのではなく、Could you ~? や Would you ~? を使うと、より丁寧な印象になります。
1. Could you please ~?
「~していただけますか?」
Could you please check the attached file?
添付ファイルを確認していただけますか?
Could you please ~? は、ビジネス英語で非常に使いやすい丁寧な依頼表現です。
please を入れることで、より柔らかい印象になります。
2. Would you mind ~ing?
「~していただいてもよろしいでしょうか?」
Would you mind checking this document?
この書類を確認していただいてもよろしいでしょうか?
Would you mind ~ing? は、相手に何かをお願いするときの丁寧な表現です。
なお、Would you mind ~? に対して「もちろんです」と答える場合は、Yes ではなく No が使われることがあるため、初心者のうちは少し注意しましょう。
3. I would appreciate it if you could ~.
「~していただけるとありがたいです。」
I would appreciate it if you could send us the details.
詳細を送っていただけるとありがたいです。
かなり丁寧な依頼表現なので、メールなどで特に使いやすいフレーズです。
4. Could you possibly ~?
「もし可能でしたら~していただけますか?」
Could you possibly reschedule the meeting?
もし可能でしたら、会議の日程を変更していただけますか?
Could you ~? よりもさらに控えめにお願いしたいときに使えます。
5. When you have a moment, could you ~?
「お時間のあるときに~していただけますか?」
When you have a moment, could you review this?
お時間のあるときに、これを確認していただけますか?
相手が忙しいことを考慮しながら依頼できるため、職場で非常に使いやすい表現です。
2. 丁寧に確認するときのフレーズ
ビジネスでは、相手の発言や情報を確認することも重要です。
「本当にそうですか?」と直接聞くより、以下のような表現を使うと柔らかく確認できます。
6. May I confirm ~?
「~を確認してもよろしいでしょうか?」
May I confirm the delivery date?
納品日を確認してもよろしいでしょうか?
May I ~? は、相手に許可を求める丁寧な表現です。
7. Just to confirm, ~
「確認ですが、~ということでしょうか。」
Just to confirm, the meeting starts at 10 a.m., right?
確認ですが、会議は午前10時開始ということでよろしいでしょうか。
メールでも会話でも使いやすい便利な表現です。
8. If I understand correctly, ~
「私の理解が正しければ、~ということですね。」
If I understand correctly, you need the report by Friday.
私の理解が正しければ、金曜日までにレポートが必要ということですね。
相手の話を確認するときに使うと、丁寧で知的な印象になります。
9. Could you clarify ~?
「~について詳しく説明していただけますか?」
Could you clarify your request?
ご要望について詳しく説明していただけますか?
相手の説明が少し分かりにくいときに便利です。
10. May I ask what you mean by ~?
「~とはどういう意味かお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
May I ask what you mean by this?
これがどういう意味かお尋ねしてもよろしいでしょうか?
分からないことを質問するときも、丁寧な言い方を選ぶことで相手に与える印象が変わります。
3. 丁寧に意見を伝えるフレーズ
会議や打ち合わせでは、自分の意見を伝える必要があります。
ただし、「This is wrong.(これは間違っています)」のように断定すると、相手を否定しているように聞こえることがあります。
そこで、少し柔らかい表現を使ってみましょう。
11. I believe ~.
「~だと考えています。」
I believe this option would be more effective.
この選択肢のほうがより効果的だと考えています。
I think ~ よりも少しフォーマルな印象を与えられます。
12. In my view, ~
「私の考えでは、~です。」
In my view, we should wait a little longer.
私の考えでは、もう少し待つべきだと思います。
自分の意見であることを明確にしながら、断定を避けられる表現です。
13. From my perspective, ~
「私の立場からすると、~です。」
From my perspective, this would be the best approach.
私の立場からすると、これが最善の方法だと思います。
会議などで意見を述べるときに使いやすい表現です。
14. It seems to me that ~
「私には~のように思われます。」
It seems to me that we need more information.
私には、もう少し情報が必要なように思われます。
断定を避けながら自分の考えを伝えられます。
15. I would suggest ~.
「~を提案したいと思います。」
I would suggest starting with a smaller project.
まず小規模なプロジェクトから始めることを提案したいと思います。
I suggest ~ よりも柔らかく、ビジネスで使いやすい表現です。
4. 丁寧に提案するときのフレーズ
提案をするときは、「We should ~」だけでなく、相手に選択肢を提示する表現を覚えておくと便利です。
16. Perhaps we could ~.
「もしかすると、~することができるかもしれません。」
Perhaps we could discuss this again tomorrow.
もしかすると、この件について明日もう一度話し合えるかもしれません。
Perhaps を使うことで、提案を柔らかく伝えられます。
17. Would it be possible to ~?
「~することは可能でしょうか?」
Would it be possible to change the schedule?
スケジュールを変更することは可能でしょうか?
相手に何かをお願いしたいときに非常に便利な表現です。
18. How about ~ing?
「~するのはいかがでしょうか?」
How about meeting next week?
来週会うのはいかがでしょうか?
カジュアルすぎず、会話で使いやすい提案表現です。
19. We might want to consider ~.
「~を検討してもよいかもしれません。」
We might want to consider another option.
別の選択肢も検討してもよいかもしれません。
強く主張せず、相手に考えてもらいたいときに便利です。
20. One option would be to ~.
「一つの選択肢としては、~することです。」
One option would be to postpone the meeting.
一つの選択肢として、会議を延期することがあります。
複数の可能性を比較するときに使いやすい表現です。
5. 丁寧に断るときのフレーズ
ビジネスでは、すべての依頼を引き受けられるとは限りません。
しかし、「No.」だけではかなり直接的です。
丁寧に断るための表現を覚えておきましょう。
21. I’m afraid ~.
「申し訳ありませんが、~です。」
I’m afraid we can’t accept the proposal.
申し訳ありませんが、その提案を受け入れることはできません。
I’m afraid ~ は、残念な内容を伝えるときに使える柔らかな表現です。
22. Unfortunately, ~.
「残念ながら、~です。」
Unfortunately, we are unable to meet the deadline.
残念ながら、締め切りに間に合わせることができません。
悪い知らせを伝えるときに便利です。
23. I’m sorry, but ~.
「申し訳ありませんが、~です。」
I’m sorry, but we have another commitment that day.
申し訳ありませんが、その日は別の予定があります。
シンプルですが、丁寧に断るための基本表現です。
24. I’m not sure if we can ~.
「~できるかどうか分かりません。」
I’m not sure if we can meet your request.
ご要望にお応えできるかどうか分かりません。
即座に「できません」と断定したくない場合に使えます。
25. I’m afraid that may be difficult.
「それは難しいかもしれません。」
I’m afraid that may be difficult for us.
申し訳ありませんが、それは私たちにとって難しいかもしれません。
直接的な「No」を避けたいときに便利な表現です。
6. 相手に配慮しながら伝えるフレーズ
ビジネスでは、自分の都合だけでなく、相手への配慮を表現することも大切です。
26. I understand your concern.
「ご懸念は理解しています。」
I understand your concern about the cost.
費用についてのご懸念は理解しています。
相手の意見に必ずしも賛成していなくても、まず相手の気持ちや立場を理解していることを示せます。
27. I appreciate your understanding.
「ご理解いただきありがとうございます。」
I appreciate your understanding regarding this matter.
この件についてご理解いただきありがとうございます。
相手に事情を理解してもらいたいときに使える丁寧な表現です。
28. Thank you for your patience.
「お待ちいただきありがとうございます。」
Thank you for your patience while we look into this issue.
この問題を調査している間、お待ちいただきありがとうございます。
対応に時間がかかっている場合などに非常に便利です。
29. Thank you for bringing this to our attention.
「この件をご指摘いただきありがとうございます。」
Thank you for bringing this issue to our attention.
この問題をご指摘いただきありがとうございます。
相手から問題点を指摘されたときに、感謝を伝えながら対応できます。
30. We understand how important this is to you.
「この件があなたにとってどれほど重要か理解しています。」
We understand how important this is to you.
この件があなたにとってどれほど重要か理解しています。
クレームや重要な案件への対応でも使いやすい表現です。
7. 丁寧に時間や状況を伝えるフレーズ
仕事では、「すぐにできます」と言えないケースもあります。
そんなときに、断定を避けながら状況を伝える表現を覚えておくと便利です。
31. I’ll get back to you shortly.
「まもなく改めてご連絡します。」
I’ll check the details and get back to you shortly.
詳細を確認して、まもなく改めてご連絡します。
その場ですぐに回答できないときに便利です。
32. I’ll get back to you as soon as possible.
「できるだけ早く改めてご連絡します。」
I’ll check with my manager and get back to you as soon as possible.
上司に確認して、できるだけ早く改めてご連絡します。
メールでも会話でも使いやすい定番表現です。
33. We are currently working on ~.
「現在~に取り組んでいます。」
We are currently working on the revised schedule.
現在、修正版のスケジュールに取り組んでいます。
作業が進行中であることを丁寧に伝えられます。
34. We expect to ~.
「~する見込みです。」
We expect to complete the work by Friday.
金曜日までに作業を完了する見込みです。
予定や見通しを伝えるときに便利です。
35. It may take some time to ~.
「~するには少し時間がかかるかもしれません。」
It may take some time to confirm the details.
詳細を確認するには少し時間がかかるかもしれません。
時間が必要なことを柔らかく伝えられます。
8. 丁寧にお願い・確認を締めくくるフレーズ
最後に、メールや仕事上のやり取りを丁寧に締めくくる表現を紹介します。
36. Please feel free to ~.
「お気軽に~してください。」
Please feel free to contact me if you have any questions.
ご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。
ビジネスメールの締めくくりで非常によく使われる表現です。
37. Please let me know if ~.
「もし~でしたらお知らせください。」
Please let me know if you need any further information.
さらに情報が必要でしたらお知らせください。
メールで特に使いやすい便利な表現です。
38. I would be grateful if you could ~.
「~していただけるとありがたく存じます。」
I would be grateful if you could reply by Friday.
金曜日までにご返信いただけるとありがたく存じます。
かなり丁寧な依頼表現なので、フォーマルなメールにも向いています。
39. Thank you in advance for your help.
「ご協力にあらかじめ感謝いたします。」
Thank you in advance for your help with this matter.
この件についてご協力いただき、あらかじめありがとうございます。
これから相手に協力をお願いする場面で使えます。
40. I look forward to hearing from you.
「ご連絡をお待ちしております。」
I look forward to hearing from you soon.
近いうちにご連絡いただけることを楽しみにしております。
ビジネスメールの締めくくりとして非常に有名な表現です。
丁寧なビジネス英語を使うときのポイント
ここまで40個の表現を紹介しましたが、すべてを一度に暗記する必要はありません。
まずは、仕事で使用頻度の高い表現から覚えていくのがおすすめです。
特に初心者の方は、次の5つを優先して覚えてみてください。
Could you please ~?
「~していただけますか?」
I would appreciate it if you could ~.
「~していただけるとありがたいです。」
Just to confirm, ~
「確認ですが、~」
If I understand correctly, ~
「私の理解が正しければ、~」
Please feel free to ~.
「お気軽に~してください。」
この5つだけでも、依頼・確認・メールなど、さまざまな場面で使えます。
また、丁寧な英語を使うときに大切なのは、難しい単語をたくさん使うことではありません。
むしろ、簡単な単語を使いながら、表現全体を柔らかくすることがポイントです。
たとえば、
「Send me the report.」
よりも、
「Could you please send me the report?」
のほうが丁寧です。
また、
「We can’t do that.」
よりも、
「I’m afraid that may be difficult.」
のほうが、相手の立場に配慮した伝え方になります。
英語初心者のうちは、「もっと難しい英単語を覚えなければ」と考えてしまいがちですが、ビジネス英語では知っている単語を丁寧な形で組み合わせる力も非常に重要です。
まとめ
今回は、丁寧に伝えるためのビジネス英語フレーズを40個紹介しました。
ビジネスでは、正確に情報を伝えることと同じくらい、相手に配慮した伝え方をすることが大切です。
特に、
・依頼するときは Could you ~?
・確認するときは Just to confirm ~
・意見を伝えるときは I believe ~
・提案するときは Perhaps we could ~
・断るときは I’m afraid ~
・相手に配慮するときは I understand your concern.
・メールを締めくくるときは Please feel free to ~
といった表現を覚えておくと、実際の仕事でかなり役立ちます。
最初から40個すべてを完璧に覚える必要はありません。
まずは自分の仕事で使いそうな5~10個を選び、実際に声に出して練習してみましょう。
「この場面ではこの表現」という形で覚えると、必要なときに自然と口から出てきやすくなります。
丁寧なビジネス英語は、難しい英語を使うことではありません。
相手への配慮を、簡単で分かりやすい英語で表現すること。
これを意識するだけでも、英語でのコミュニケーションは大きく変わります。
オンライン英会話で実際に話す練習もしてみよう
ビジネス英語のフレーズを覚えるだけでなく、実際に英語を話す練習をしたい方は、オンライン英会話を活用するのもおすすめです。
初心者向けのオンライン英会話を、料金や特徴、向いている人別に比較しています。
関連記事
- ビジネス英語フレーズ40選シリーズ|初心者向け完全ガイド【第1回~第25回】
- 初心者向けビジネス英語⑩|スケジュール調整・アポイントで使えるビジネス英語フレーズ40選
- 初心者向けビジネス英語⑪|来客対応・受付で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 初心者向けビジネス英語⑫|営業・商談で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 初心者向けビジネス英語⑬|交渉で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 初心者向けビジネス英語⑭|トラブル対応・クレーム対応で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 初心者向けビジネス英語⑮|海外出張で使えるビジネス英語フレーズ40選
- 初心者向けビジネス英語⑯|英文メールでよく使う締めのフレーズ40選
- 初心者向けビジネス英語⑱|英語で雑談・スモールトークするときのフレーズ40選
参考サイト(外部リンク)
- BBC Learning English(無料でビジネス英語や文法を学べます。)
- Cambridge Dictionary(英単語の意味・発音・例文を確認できます。)
- Merriam-Webster Dictionary(アメリカ英語の辞書として定番です。)
- British Council LearnEnglish(無料教材や練習問題が充実しています。)


