インドネシア人は少し親日
旅行だけでは分かりにくいものですが、生活していると見えてくるその国の親日度合い。
最終的には国籍関係なく、個人間の関係になりますが、それでも日本を好きでいてくれるとうれしく感じます。
結論から言うと、インドネシア人は少し親日だと思います。
もちろん、これは人によって意見が分かれるところ。
インドネシアはとても親日的な国だ、と感じている人もいるでしょう。
ではなぜインドネシア人は少し親日なのか。
その理由をよくあがる話題3つとともにご紹介します。
よくあがる話題とは、初対面で私が日本人だと知って、よく話される内容です。
「日本といえばコレ!」というインドネシア人のイメージを表しています。
日本車最高!
インドネシア人と出会った際に、よく話にあがるのが日本車です。
年齢問わず、日本車はすごいと言います。
(子供や女性は少ないですが)
実際インドネシアで見かける自動車は日本車ばかり。
その中でもトヨタ車がとても多く走っています。
インドネシア人が言うには、コスパがいいとのこと。
値段がそこまで高くないのに、快適で長持ちするのがいいそうです。
同じ日本人としてうれしく思います。
アニメや漫画大好き!
次によく話されるのがアニメや漫画の話。
とくに若い人が多いです。
ワンピースやナルトなどが定番。
ドラえもん好きでグッズを集めている友だちもいます。
40代以上になると、一休さんを見ていたという人も。
アニメではないですが、「おしん」も昔放送していたそうで、よく話題にあがります。
アニメや漫画が好きで、日本語を勉強しているインドネシア人も多いです。
いくつかの表現を覚えているだけ、という人もいますが、流ちょうに話せる人もたまにいます。
語尾がアニメ調なので、少し違和感がありますが……。
日本兵は残酷だった
中年以降の年齢になると、戦争時の話題になることもあります。
本人が戦争を経験していたり、親族から話を聞いたりした人たちです。
そのときに聞かされるのが、日本兵は残酷・残忍だったという話。
対比されるのがオランダ植民地時代です。
オランダは約350年インドネシアを統治していました。
しかし、あまり介入しなかったとのことです。
一方、日本は3年半の統治期間でしたが、威圧的で残忍だったといいます。
殴られたり暴行されたりしたという話も。
そのような戦中戦後の話は出ますが、インドネシア人に反日感情はありません。
教育の差が出ているのでしょう。
(反日教育を行っていないという意味で)
今のインドネシアの人たちは、すでに戦争を過去のことと見ているのでしょう。
歴史のひとつとして語っている感じです。
なかには日本兵に訓練してもらったという記憶を語る人も。
結果オランダから独立したわけですが、それで日本に恩義を感じているわけでもなさそうです。
昔の日本人は背が低かった
日本兵の話に関連して、背の低さも話題にあがります。
昔の日本人は背が低かったのに、あなたたちは背が低くないね、と。
そう言われてみれば、私の祖父世代、父親世代の人は背が低い人が多いです。
栄養面で改善されたので、現在の人は背が高くなったのかもしれません。
インドネシアのジャワ島にいる人たちも、背が低い人たちばかりです。
ときに背が高い人を見ますが、裕福で食生活がよかったと考えることもできます。
日本に対するイメージはいい
すでにご紹介したように、インドネシア人がよく口にする話題は「日本車」や「アニメ・漫画」など、よくある日本を代表するものです。
戦争時の話もありますが、すでに過去のこととして片づけられています。
ほかにも、「日本はきれいで清潔な国」、「給料のいい先進国」、「日本食を食べて桜を見たい」などのイメージ、コメントも多いです。
インドネシア人にすると、日本は距離的にも金銭的にもまだまだ遠い国。
それでもいいイメージを持ってくれているのはうれしいです。
日本代表として、引き続きいいイメージを持ってもらえるよう気をつけたいと思います。