この記事はシリーズ第2回です。
ビジネスですぐに使える英語フレーズを、中級者向けにわかりやすく解説しています。
- 第1回:会議で自分の意見を伝えるビジネス英語フレーズ40選
- 第2回:賛成・反対を丁寧に伝えるビジネス英語フレーズ40選(この記事)
ビジネスの会議や打ち合わせでは、相手の意見に賛成したり、反対したりする場面がよくあります。
ただし、英語で「賛成です」「反対です」と直接伝えるだけでは、場合によっては強い印象を与えてしまうことがあります。
特に仕事の場では、相手の立場や意見を尊重しながら、自分の考えを明確に伝えることが大切です。
そこで重要になるのが、英語の「クッション表現」です。
たとえば、単純に “I disagree.” と言う代わりに、I see your point, but I have a different perspective. と言えば、「おっしゃることは分かりますが、私は少し違った見方をしています」と柔らかく伝えられます。
今回は、ビジネス会議や打ち合わせで使いやすい、賛成・反対を丁寧に伝える中級者向けのビジネス英語フレーズを40個紹介します。
単純な“Yes / No”だけではなく、「部分的に賛成する」「条件付きで賛成する」「丁寧に反対する」「相手の意見を認めたうえで異なる考えを伝える」といった表現も取り上げます。
賛成を丁寧に伝えるフレーズ
まずは、相手の意見や提案に賛成するときに使える表現から見ていきましょう。
1. I completely agree with your point.
「あなたの意見に完全に同意します。」
“completely agree” を使うことで、相手の意見に強く賛成していることを伝えられます。
“I agree.” よりも気持ちをはっきり示せるため、会議で相手の提案を支持するときに便利です。
2. I’m fully in favor of this proposal.
「私はこの提案に全面的に賛成です。」
“be in favor of ~” は「~に賛成する」という意味です。
“fully” を加えることで、強い支持を表現できます。会社の方針やプロジェクトの提案などについて賛成するときに使えます。
3. I couldn’t agree more.
「これ以上ないくらい賛成です。」
“I couldn’t agree more.” は、相手の意見に強く賛成するときの定番表現です。
直訳すると「これ以上賛成することはできない」ですが、実際には「完全に同意します」「まったくその通りです」という意味になります。
4. I think you’ve made a very good point.
「とても的を射た指摘だと思います。」
相手の意見そのものだけでなく、「その指摘は重要だ」と評価するときに使える表現です。
会議で相手の発言を受けてから、自分の意見を続けたいときにも便利です。
5. I share your view on this.
「この点について、私も同じ意見です。」
“I share your view.” は「あなたと同じ見解です」という意味です。
“I agree.” よりも少しフォーマルな印象があり、ビジネス会議で使いやすい表現です。
6. I’m of the same opinion.
「私も同じ意見です。」
“I’m of the same opinion.” は、相手と同じ考えであることを丁寧に伝える表現です。
フォーマルな会議やビジネスディスカッションでも使いやすいでしょう。
7. I think that’s a sensible approach.
「それは妥当なアプローチだと思います。」
“sensible” は「賢明な」「妥当な」という意味です。
単純に「賛成です」と言うのではなく、「その方法は合理的だと思う」というニュアンスで賛成できます。
8. That makes a lot of sense to me.
「私にはとても理にかなっていると思います。」
相手の説明や提案を聞いたあとに、「なるほど、それは理にかなっています」と伝える表現です。
会議で自然に使える、ややカジュアル寄りのビジネス表現です。
9. I think we’re on the same page.
「私たちは同じ認識だと思います。」
“be on the same page” は「認識が一致している」「共通理解がある」という意味のイディオムです。
プロジェクトの方向性や目標について、チーム内で認識が一致していることを確認するときに使えます。
10. I’m happy to support that idea.
「その案を喜んで支持します。」
“be happy to ~” は「喜んで~する」という意味です。
強く賛成していることを自然に伝えられるため、提案や計画を支持するときに便利です。
部分的に賛成するフレーズ
実際のビジネスでは、「全部賛成」ではなく、「基本的には賛成だけど、一部気になる」というケースも多くあります。
そんなときに使える表現を紹介します。
11. I agree with you to some extent.
「ある程度はあなたの意見に賛成です。」
“to some extent” は「ある程度」「一定の範囲で」という意味です。
全面的な賛成ではないことを伝えながら、相手の意見を評価できます。
12. I agree with the general idea, but I have some concerns.
「基本的な考えには賛成ですが、いくつか懸念があります。」
相手の提案を認めたうえで、問題点を指摘するときに便利な表現です。
“but” の後に具体的な懸念を続けることで、建設的な意見を述べられます。
13. I’m broadly in agreement with you.
「大筋ではあなたの意見に賛成です。」
“broadly” は「大まかに」「概ね」という意味です。
細かい点まですべて賛成しているわけではないものの、全体としては賛成していることを表現できます。
14. I agree in principle, but we need to consider the costs.
「原則としては賛成ですが、コストを考慮する必要があります。」
“in principle” は「原則として」という意味です。
考え方には賛成しているものの、実際に実行するには別の問題がある場合に使いやすい表現です。
15. I can see the benefits, although I have some reservations.
「メリットは理解できますが、いくつか懸念があります。」
相手の提案の良い部分を認めながら、慎重な姿勢を示せる表現です。
反対から入るのではなく、まずメリットを認めることで、より柔らかな伝え方になります。
16. I’m generally supportive of the idea.
「基本的にはその考えを支持しています。」
“generally supportive” は「基本的には支持している」という意味です。
全面的な賛成ではないことを自然に示しながら、前向きな姿勢を伝えられます。
17. I’m with you on that, but there’s one issue we should address.
「その点については私も賛成ですが、対応すべき問題が一つあります。」
“I’m with you on that.” は「その点についてはあなたと同じ意見です」という意味です。
その後に “but” を続けることで、賛成しつつ問題点を指摘できます。
18. I agree up to a point, but I’m not sure about the timing.
「ある程度は賛成ですが、タイミングについてはどうかと思います。」
“up to a point” は「ある程度までは」という意味です。
提案そのものは評価しながら、実施時期など特定の部分に懸念がある場合に使えます。
19. I think we’re heading in the right direction, but we may need to adjust the plan.
「正しい方向に進んでいると思いますが、計画を調整する必要があるかもしれません。」
全体としては賛成しながら、具体的な改善を提案できる表現です。
“heading in the right direction” は「正しい方向に進んでいる」という意味で、ビジネスシーンでもよく使われます。
20. I’m inclined to agree, provided that we address the main risks.
「主なリスクに対応できるのであれば、賛成する方向です。」
“I’m inclined to agree.” は「賛成する方向に傾いている」という意味です。
“provided that” は「~という条件で」「~である限り」という意味で、条件付きの賛成を表現できます。
反対意見を丁寧に伝えるフレーズ
次は、相手の意見や提案に反対するときに使える表現です。
単純に “I disagree.” と言うよりも、相手への配慮を示しながら伝えられる表現を覚えておきましょう。
21. I’m afraid I have to disagree.
「申し訳ありませんが、反対せざるを得ません。」
“I’m afraid” を入れることで、直接的な “I disagree.” よりも柔らかくなります。
相手の意見を尊重しながら、明確に反対したい場合に使えます。
22. I’m not sure I completely agree with that.
「それに完全に賛成できるかというと、少し疑問があります。」
“I’m not sure…” を使うことで、直接的な否定を避けられます。
相手の意見を全面的に否定したくない場合に便利です。
23. I see your point, but I have a different perspective.
「おっしゃることは分かりますが、私は違った見方をしています。」
相手の意見を一度認めたうえで、自分の考えを伝える非常に使いやすい表現です。
会議で意見が対立したときのクッション表現として覚えておきましょう。
24. I understand where you’re coming from, but I have some concerns.
「おっしゃりたいことは分かりますが、いくつか懸念があります。」
“where you’re coming from” は「あなたがそう考える理由・背景」というニュアンスです。
単に「分かります」と言うよりも、相手の立場や背景を理解していることを示せます。
25. I’m not entirely convinced that this is the best option.
「これが最善の選択肢だとは完全には納得していません。」
“not entirely convinced” は「完全には納得していない」という柔らかな反対表現です。
相手の案を否定しすぎず、別の選択肢を検討したいときに使えます。
26. I have some reservations about moving forward with this plan.
「この計画を進めることについて、いくつか懸念があります。」
“I have some reservations about ~.” は、ビジネスで非常に使いやすい丁寧な反対表現です。
強い否定ではなく、「懸念がある」という形で自分の立場を示せます。
27. I’m concerned that this approach may create additional problems.
「このアプローチによって、さらなる問題が生じる可能性を懸念しています。」
“be concerned that ~” は、リスクや問題について慎重に意見を述べる表現です。
“may” を使うことで、問題が必ず起こると断定せず、可能性として伝えられます。
28. I’m not convinced that we have enough information yet.
「まだ十分な情報があるとは思えません。」
意思決定を急ぐことに反対したいときに使える表現です。
“yet” を使うことで、「現時点では」というニュアンスを加えられます。
29. I would have to question whether this is the right approach.
「これが適切なアプローチなのか、疑問を持たざるを得ません。」
“I would have to question whether ~.” は、かなり丁寧に疑問を呈する表現です。
直接「間違っている」と言わずに、提案の妥当性を問い直すことができます。
30. I’m hesitant to support the proposal in its current form.
「現状の形では、その提案を支持することには慎重です。」
“in its current form” は「現在の形では」という意味です。
提案そのものを完全に否定するのではなく、「修正されれば支持できる可能性がある」という余地を残せます。
反対意見と一緒に代替案を提示するフレーズ
ビジネス会議では、ただ「反対です」と言うだけではなく、「こちらのほうがよいのでは?」と代替案まで示すことが重要です。
31. Perhaps we should consider a different approach.
「別のアプローチを検討してみてはいかがでしょうか。」
“Perhaps we should ~.” は、柔らかく提案するときに便利な表現です。
反対意見を述べたあとに、建設的な方向へ議論を進めることができます。
32. I think there may be a better way to handle this.
「これに対処するもっと良い方法があるかもしれません。」
相手の案を直接否定せず、「より良い方法があるかもしれない」と提案できます。
会議で代替案を提示するときに使いやすい表現です。
33. What if we took a phased approach instead?
「代わりに、段階的なアプローチを取ってみてはどうでしょうか?」
“What if ~?” は、具体的な代替案を提示するときに便利です。
“instead” を加えることで、「その代わりに」という意味を明確にできます。
34. I’d suggest looking at some alternatives before deciding.
「決定する前に、いくつかの代替案を検討することを提案します。」
“I’d suggest ~.” は、押しつけがましくならずに提案できる便利な表現です。
重要な決定を急ぎたくないときにも使えます。
35. Another option would be to delay the launch.
「別の選択肢として、発売を延期する方法があります。」
“Another option would be to ~.” は、具体的な代替案を示すときの定番表現です。
複数の選択肢を比較しながら話す場面で特に使いやすいでしょう。
36. It might be worth reconsidering the original plan.
「当初の計画を再検討する価値があるかもしれません。」
“It might be worth ~ing” は、「~する価値があるかもしれない」という意味です。
強く「計画を変更すべき」と言わず、再検討を促すことができます。
37. Could we explore another possibility before making a decision?
「決定する前に、別の可能性を検討してみることはできますか?」
“Could we ~?” を使うことで、相手に配慮しながら提案できます。
会議で話し合いを続けたいときにも自然な表現です。
38. I’d be more comfortable with a smaller-scale test first.
「まず小規模なテストを行うほうが、私は安心できます。」
“I’d be more comfortable with ~.” は、「~のほうが安心できる」「~のほうが納得できる」というニュアンスです。
いきなり大規模に実施することに慎重な姿勢を示すときに使えます。
39. I think we should address these concerns before moving forward.
「先にこれらの懸念に対処してから進めるべきだと思います。」
“address concerns” は「懸念に対処する」という意味です。
問題点を無視して先に進むのではなく、必要な対応をしてから進めるべきだと提案できます。
40. I’m open to the idea if we can find a way to manage the risks.
「リスクを管理する方法を見つけられるのであれば、その案には前向きです。」
“I’m open to ~.” は「~を受け入れる用意がある」「~に前向きである」という意味です。
単純な賛成・反対ではなく、条件を満たせば賛成できることを伝えられる便利な表現です。
賛成・反対を伝えるときのポイント
ビジネス英語で賛成・反対を伝えるときは、単純に “Yes” や “No” だけで答えないことがポイントです。
たとえば、相手の提案に賛成する場合でも、I think that’s a sensible approach. のように「その方法は妥当だと思います」と理由を含ませると、より自然なビジネスコミュニケーションになります。
また、完全には賛成できない場合は、I agree with the general idea, but I have some concerns. のように、「基本的な考えには賛成」という部分を先に伝えることができます。
反対するときも、いきなり “I disagree.” と言うのではなく、I see your point, but I have a different perspective. のように相手の意見を認めてから自分の考えを述べると、より丁寧です。
さらに、反対意見を述べるだけで終わらせず、Perhaps we should consider a different approach. のように代替案を示せば、建設的な議論につなげられます。
賛成・反対の表現を使い分けよう
英語での会議では、「賛成」「反対」の2択だけではありません。
「全面的に賛成」
「大筋では賛成」
「条件付きで賛成」
「少し懸念がある」
「完全には納得していない」
「現時点では反対」
など、さまざまな立場があります。
たとえば、全面的に賛成なら I couldn’t agree more. が使えます。
大筋で賛成なら I’m broadly in agreement with you. が便利です。
条件付きで賛成するなら I’m inclined to agree, provided that we address the main risks. のように表現できます。
一方、反対する場合は I’m not entirely convinced that this is the best option. や I have some reservations about moving forward with this plan. などを使うと、相手に配慮しながら自分の立場を伝えられます。
こうした表現を使い分けられるようになると、英語での会議でも自分の考えをより正確に伝えられるようになります。
まず覚えたい10フレーズ
40個すべてを一度に覚えるのが大変な場合は、まず次の10個を優先して覚えてみましょう。
1. I completely agree with your point.
あなたの意見に完全に同意します。
2. I couldn’t agree more.
これ以上ないくらい賛成です。
3. I share your view on this.
この点について、私も同じ意見です。
4. I agree with the general idea, but I have some concerns.
基本的な考えには賛成ですが、いくつか懸念があります。
5. I agree in principle, but we need to consider the costs.
原則としては賛成ですが、コストを考慮する必要があります。
6. I see your point, but I have a different perspective.
おっしゃることは分かりますが、私は違った見方をしています。
7. I have some reservations about moving forward with this plan.
この計画を進めることについて、いくつか懸念があります。
8. I’m not entirely convinced that this is the best option.
これが最善の選択肢だとは完全には納得していません。
9. Perhaps we should consider a different approach.
別のアプローチを検討してみてはいかがでしょうか。
10. I’m open to the idea if we can find a way to manage the risks.
リスクを管理する方法を見つけられるのであれば、その案には前向きです。
まとめ
今回は、賛成・反対を丁寧に伝えるビジネス英語フレーズを40個紹介しました。
ビジネスの会議では、単純に “I agree.” や “I disagree.” と伝えるだけでなく、自分がどの程度賛成しているのか、どこに懸念があるのかを具体的に伝えることが大切です。
特に覚えておきたいのが、I couldn’t agree more.、I share your view on this.、I agree with the general idea, but I have some concerns. などの賛成表現です。
反対するときは、I see your point, but I have a different perspective. や I’m not entirely convinced that this is the best option. のように、相手の意見を尊重しながら自分の考えを伝えると、より自然なコミュニケーションになります。
さらに、反対意見を述べるだけでなく、Perhaps we should consider a different approach. のように代替案を示すことで、単なる否定ではなく建設的な意見交換につなげることができます。
まずは今回紹介した40個の中から、自分が使いやすい表現を10個程度選んで、実際に声に出して練習してみましょう。
ビジネス英語は、フレーズを覚えるだけでなく、実際に声に出して使うことで少しずつ身についていきます。特に会議やプレゼンテーションなど、実際の仕事を想定した会話練習を繰り返すことが大切です。
「覚えたビジネス英語を実際に使ってみたい」「英語を話す練習をしたい」という方は、オンライン英会話を活用するのもおすすめです。
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参考リンク
ビジネス英語をさらに学びたい方は、以下の信頼性の高い学習サイトも参考になります。
- BBC Learning English(実践的な英語学習コンテンツ)
https://www.bbc.co.uk/learningenglish/ - Cambridge Dictionary(英単語の意味や発音を確認できる辞書)
https://dictionary.cambridge.org/ - British Council LearnEnglish(ビジネス英語や文法、リスニング教材)
https://learnenglish.britishcouncil.org/


