旅行や出張でインドネシアに行く機会があると、ぜひインドネシア語のあいさつを覚えたくなります。
インドネシアの首都ジャカルタなら英語ができる人が多いですが、それでもインドネシア語であいさつすると相手がよろこびます。
「つかみはオッケー」な状態になり、相手との距離がグンと縮まるでしょう。今回は簡単に覚えられるインドネシア語のあいさつをご紹介します。
会ったときのあいさつ
日本語でいう「こんにちは」や「おはよう」といったあいさつです。
おはよう
Selamat pagi. (スラマッ パギ)
親しい間柄だとパギ~だけであいさつします。
こんにちは
Selamat siang. (スラマッ シアン)
10時過ぎくらいから16時くらいまでのあいさつです。こちらも親しい人だと、シアンだけ言います。
こんにちは(夕方)
Selamat sore. (スラマッ ソレ)
こちらは16時から18時くらいまでのあいさつです。なかがよければソレ~だけでもOK。
こんばんは
Selamat malam. (スラマッ マラム)
夜のあいさつです。(できればLの発音をしっかりしましょう)
ちなみに、夜の別れ際に”Selamat malam”と言われることもあります。「おやすみ」といった意味なので、変に思う必要はありません。
ハロー
英語のHelloも親しい間柄ではよく使われます。カジュアルな感じですね。
ただ、halo(ハロー)と言ったり書いたりすることが多いです。むしろ日本人には楽に覚えられていいですね。
別れ際のあいさつ
また会いましょう
Sampai jumpa. (サンパイ ジュンパ)
Sampai ketemu. (サンパイ クトゥム)
どちらも「また会いましょう」という表現になります。日本語の「さようなら」という意味です。(日本語の「さようなら」って、使うシーンが限られていますよね)
気をつけて
Hati-hati. (ハティ ハティ)
Hatiは「心」を意味します。2回連続すると、「注意する」「気をつける」という意味です。
感謝を言うときの表現
ありがとう
Terima kasih. (トゥリマ カシ)
愛(Kasih)を受け取りました(Terima)という意味です。なかよくなると後ろ側のma kasih. (マカシ)だけで済ませます。おもしろいですね。
さらに仲良くなると英語のThank youからきているテンキューでも通じます。チャットなどではtqと略して使います。
どういたしまして
Sama-sama. (サマサマ)
日本語でいう「お互いさま」のような表現です。
「こちらもありがとう」という意味で、Terima kasih juga. (トゥリマ カシ ジュガ)でもいいでしょう。
謝るときの表現
ごめんなさい
Maaf! (マアフ)
より丁寧に、Minta maaf! (ミンタ マアフ)ということもあります。
Minta(ミンタ)は「~してください」という意味です。
大丈夫です
Tidak apa-apa. (ティダッ アパアパ)
ごめんなさいに対応する言葉です。
親しくなると、Ga pa-pa. (ガ パパ)になります。GaはTidakのカジュアル表現です。pa-paはapa-apaの省略形です。
インドネシア人は言葉を省略して使うのが大好きです。長く接していると、よくそんな表現に出会います。
食事のときの表現
いただきます
Makan ya. (マカン ヤ)
厳密にいうと、インドネシア語に「いただきます」という表現はありません。
しかし、何も言わずに食べるのは日本人にとって慣れないもの。 代わりに使えるのが「マカン ヤ」です。
一緒にいる人に、「食べるね」とか「食べようね」と示す表現になります。
おいしい
Enak. (エナック)
おいしいときはドンドン使いましょう。
とてもおいしいときは、Enak sekali! (エナック スカリ!)と言います。相手がよろこぶこと間違いなしです。
インドネシア語であいさつすると、相手がよろこぶ
今回はさまざまなシーンで使えるあいさつ表現をご紹介しました。あまりインドネシア語を話せなくても、あいさつだけ覚えておけばインドネシア人は喜んでくれます。
ぜひひとつでも多くの表現を覚えて使ってみてください!
簡単なインドネシア語なら指さし会話で十分
短期の旅行や出張など、そんなにガッツリインドネシア語を覚えなくていい場合、指さし会話帳があれば十分でしょう。
基本的なあいさつや料理名、数の言い方などが網羅されています。相手も興味津々になって見てくれるので、会話のネタとしてもOK。飛行機内でパラパラ読むだけでもおもしろいですよ!